「蜜蜂」と「バラ」の関係は?
↑画像、昨年の我が家の原種バラ一部(蜜蜂が来る)、左から「ノイバラ」、「ドッグローズ(西洋ノイバラ)」、「ハマナス」、「ナニワイバラ」
綺麗で、整った近代バラには、蜜が無い?
近代バラの出現で、HT種やイングリッシュローズなどは、更に豪華さを競うようになって来た。
人間相手だから、商業ベースで、その美を競うということか・・。
私も、バラを始めた当初5~6年(今年でバラ暦12年目)は、そのような種類を追っ掛けていた、販売品種も当時は、それが主だった。
が、ここ数年、原種や、オールドローズ、小花系ランブラーに完全に興味が移ってしまった。
それは、バラの歴史を学び、感じたり、その古い時代の花の素朴さ、清楚さに惹かれたから・・である。
前置きが長くなったが、近代バラに、蜜蜂が群がる・・、これは聞いた事も見た事もまず無い。
「バラと蜜蜂」の関係は、今年から興味を持ち出したので、詳しいことは分からないが、まず、近代バラには、蜜がないのだろう。
バラの純粋ハチミツなんて、殆ど聞いた事がない。
しかし、ブルガリアには、それがあるのですね~、(大相撲、琴欧州の母国)
ブルガリアの中央部に広大な谷(盆地)があり、そこには一面バラ畑、季節には咲き乱れ、「バラの谷」と名付けられている・・、そうです。
それ(バラ)を原料に、ローズオイル→香水、一部ローズハチミツの世界一生産国(80%)、と、つい先頃知って・・。
そのブルガリアのバラは、オールドローズ、ピンク系の芳香種 「ダマスクローズ」
西暦1500年代から栽培が始まった由緒ある古いバラ、近世は、花名「カザンリク」が主体の模様。
ダマスクの香りは、近代バラにも受け継がれているが、蜜が無くなった。
原種や、古いバラは、野生に近い、蜜蜂も採蜜に訪れているのだ。
今年は、我が家にある約200種のバラ、蜜蜂、採蜜の状況を克明に観察してみよう。
我が家の 「ダマスクローズ」(昨年の画像)
ダマスクローズは、オールドローズでも古い分野に分類される芳香品種群、
名前の付いた主要バラは、20種程ある。
1、ヨーク・アンド・ランカスター
花径6センチ、乱れて咲く花姿が、如何にもオールドローズらしい。
ピンクや白が入れ混じり、花毎、その色合いが異なる。
15世紀後半、イギリスのバラ戦争に因んだバラ。
2、レダ
花径6センチ、ダマスクローズにしては、整った花型。
筆で紅を縁にサッと付けたような、別名「ペインテッド・ダマスク」、これが特徴。
ダマスクローズは、以上2種のみで、
来年は、もう少し増やそう。
by gardenshimada
| 2008-02-07 14:45
| 日本ミツバチ